ビデオデッキ、ラジカセ、ウォークマン、ファミリーコンピューターと新しいものを生み出すだけでなく、車のエンジンや部品まで全部自国で作れるのは、当時から今まで、日本とほんの数カ国ぐらいのものです。
ただ、ファッションに関しては全く洗練されておらす、そこに80年代特有の「可愛い」をぶち込んでかき混ぜたのは、現代の目線で見るとなんじゃこりゃという、ダサさ全開だったりします。
80年代の女の子の多くが同じような髪型をしてますが、下地になっているのは70年代にアメリカで流行した「サーファーカット」となっています。
今はボリュームを抑え小顔に見せるつやつやサラサラの髪が主流ですが、この時代はボリュームあるのがセクシーな大人の女性だったわけです。
結果、サイドもトップも長い髪が毛先に向けて何度もウェーブし、手入れ不能になれば爆発、ボサボサになるわけです。
当時そのサーファーカットから進化した「聖子ちゃんカット」が流行りに流行った事をみても、流行を追うのがおしゃれという価値観が、没個性を生んしまったわけです。
パンツも面積の大きな70年代から、スキャンティと呼ばれる面積の小さなものが主流になって、可愛さやセクシーさを感じられるように変わっていきます。
しかし、それと同時にキャラクターなどのプリントパンツも流行り始め、履いたら最後、途端にセクシーさは粉微塵です。こうなるととてもAVで使えるものではなく、映像でもほぼ残っていません。
さらには頭にどでかいリボンを付けたり、原色全開の竹の子族が流行ったりと賑やかな色合いが多く、シンプルなものを見ると珍しくて逆に目を引く状態です。なので、なんじゃこりゃをあちこちで感じるわけです。
しかし、それに迎合しなかったのがSM調教です。縄が派手な赤や青だったりしたら、なんにも良さを分かってないと言われるほど、こだわりを持って見られていました。
そしてSM調教で特徴的なのがパンツです。シンプルで飾り気のない白、それ以外は興が削がれるという暗黙の了解の中、ピンクのシマシマや水玉のプリントパンツは登場しないのが普通です。
それでも変化が生まれます。和柄、和物、古い家屋、昔からある麻縄では代わり映えしないと思われ、新しいものも求められるようになるのです。
結果、新しいものを上手く取り入れ、派手に美しく見せる感性を取り込んだメーカーが、次の世代まで生き残っていったのです。
残らなかったメーカーは、残らないだけの理由があるのを、初期シネマジックやアートビデオと見比べて感じて頂けたらと思います。
今回はそんな現存してるのが不思議な80年代の浣腸調教作品です。メーカーの情報もないものばかりのレア物となります。
当時は高嶺の花でしか無かったフランス人に伝説の女優「菊池えり」など織り込んで紹介するので、SM調教、とりわけ浣腸調教が好きな方は当時の資料として、楽しんで頂けたらと思います。
某放送局に喧嘩を売っているとしか思えないメーカー名の会社で、紹介するのも気が引けます。いつ頃の作品どころか、本当にあったのかすら疑わしいほどです。 白人が浣腸調教されるというかなりレアな内容、出演してるのはフランス人と思われる女性で、後半でグリセリンと思われる浣腸をされ、大量に脱糞しています。 浣腸器が300ccと大きいことや男優の髪型から推測すると90年代の作品の可能性があるものの、モザイクを使わない撮影方法やレトロな雰囲気は80年代と、年代を推し量る事が出来ません。 出演する女優は間違いがないと思えるほどフランス人女性らしい方で、ナチュラルなわき毛も生えていて、なんかすごくエロチックです。 我慢できずあっという間の脱糞の後、シャワーホースで浣腸されているっぽいですが、確認できるアングルではなく、そのまま終了してしまうのは、頂けない部分です。 |
「明智伝鬼」は「あけちでんき」と読み、1970年代から活動した緊縛師です。80年代に入りAVにも参加して、後の緊縛に多大な影響を与えた方、SM調教、とりわけ緊縛の分野では伝説的な方です。 2005年に亡くなられた後も、彼の作品は現在も「DUGA」で12作品の配信が続けられていて見ることが出来ます。しかし今作は「VIDEO CICLE」と言う聞いたことのないメーカーの作品となっていてます。 出演する女優は3名「志穂美淳子」「松木奈津子」「浅丘ルミ子」となっていますが、誰が誰という特定も出来ません。後半ふたり並んで後ろ手緊縛で浣腸、そのまま脱糞させられます。 今作では彼の代名詞とも言える麻縄を使っておらず、吊り緊縛もありながら趣は「シネマジック」の緊縛とは違っていて、浣腸も淡々とした感じです。 カメラアングル含めて彼が浣腸マニアではないのが伝わってきます。女優のリアルな悶え方は、見せるAVとは違うリアルな雰囲気がありますが、ギラギラとした興奮は伝わってきません。 |
出演者は「菊池えり」と「中野D児」色んな意味での黄金コンビで、名作「シスターL」の撮影から程なくして撮影された作品です。 「正和」というメーカーの「SCANDAL」というレーベルらしいですが、それ以外は全く不明です。しかし当時の人気女優が多数出演しているメーカーで、恐ろしいほどの高値となってる作品が多いです。 今作はSMではなく、彼女も「比野由美子」と言う名前で出演、全45分中の前半11分はエロシーン無しのドラマで進みます。その後「中野D児」との普通のSEXがあり、アナルにきゅうりが挿入されるのは35分後です。 そして浣腸が始まるのが38分を過ぎてから、ウンチはなく噴出のもとなっている非常にライトな内容、ラストはアナルSEXっぽいですが、そのまま終わるので分からないままです。 正直彼女でなければ作品の魅力は殆どなく、彼女だからこそ価値のある作品です。そこを理解して彼女の魅力を感じていただければ、ぐっと評価は良くなるはずです。 |
セーラー服ハードSM Mの火劇 小林直子 / 武者VIDEO 1986年
出演している「小林直子」は当時、女子校生役でSM作品中心に出演した女優で「シネマジック」では「奴隷痴図 ジェラシークィーン2」で「森下優子」の相手役として出ています。 今作では顔がそこまで見えませんが、女子校生らしさのある可愛らしい女優で、内容もモザイクが濃いながら今回紹介している他の作品より良く、浣腸脱糞も見られます。 その作品を作った「武者VIDEO」は主にSM系の作品を作っていたメーカーのようです。今作を見る限り質の高いものが作れているのですが、情報がほぼ残っていないメーカーです。 緊縛も綺麗でしっかりとしていて、モザイクも後に主流となるものを使ってます。浣腸シーンもモザイクこそ濃いですが、注入した後にねちっこくアナル責めをしているのも良いです。 カメラアングルもアップ、引き、多方向からと単調にならない工夫がされていて「シネマジック」作品と言われても違和感のない作りとなっているだけに、他の作品が見れないのは残念です。 |
制作元の「東京音光」は1980年代から2014年までAV制作していたメーカーです。熟女系、そこに少しのレ◯プ作品のラインナップなので、あまり聞き慣れないと思います。 しかも1980年代~2000年代までの作品は全て失われていて、当時の「東京音光」と同じかも分かりません。今作も全く情報の残っていない作品の一つで、女優、制作年含め全く分かりません。 内容はレ◯プ、緊縛SM系となっていて、連れ込まれた家屋で無理やり縛られ犯されるものとなってます。後半ではでたらめな緊縛での浣腸があり、アングルが非常に悪いながら脱糞しています。 注入している浣腸液が薄く白濁してるので、石鹸水ではないかと思いますが、排泄時に泡がないのでなにを注入しているのかいまいちはっきりしません。 モザイクも雑なシステムを使っていて、正直他の作品以上に見にくいです。失われた作品が見られるという一点で価値を見出してもらうしかないと思います。 |
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